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ダークナイト 2 [映画]

劇場で同じ映画を二度観たいと思うことなど早々ないが、そして実際に観てしまうことなど一度もなかったが、今回は観てしまった。一回目はあまり冷静に観られなかった分、二度目は冷静にと思ったが、同じところでびびったりしていた。

しかし序盤から気づくところがまあまああった。冒頭の銀行強盗のシーン、ジョーカーがピエロの仮面を手に車を待っていて、最後に乗り込む(車を待つ間あの顔はさらしたまま?)。行員にショットガンで応戦され、びびったフリをするも「弾切れ」とウソを教え(問いかけに必死にうなずく演技)、最後は一人ちゃっかり生き残る。自分も背後を撃たれないのは大悪党の運の強さか。「ノー、殺すのはバスの運転手だ」。あんなやり方してたら噂になって誰も手を組まないんじゃないのか。

警察内部の裏切り者は、バットマンが初めて登場する直前に二人そろって出てくる。女刑事の母親の入院話もその後ゴードンとしてる。市長の部屋があるビルに吊るされるのは(来ると分かっててもやっぱりびびる)冒頭でバットマンの真似をしていたうちの誰か。運悪くジョーカーの犯罪現場にも勇んで登場しちゃったのだろうかと思うと恐ろしい。ビデオに映っていたジョーカーの顔。「Look at me」と拉致した男に声をかけ、怖くて見れない男にもう一度「Look at me!」と怒鳴る、二回目の声がすごい。まるで動物のよう。

レイチェル役の交代はおそらく誰もがいぶかったと思うが、殺されるからあの顔にしたのでは。スパイダーマンのヒロインも美人というタイプではなかったが、さすがに三作見ていると情が移る。キャラクターに慣れてくればくるほど死んだときのショックは大きい。それはおそらく見ている方も、作っている方も。一作限りで、死ぬのを前提にあのキャスティングでは。だってあの顔は次回でもあんまり見たくないし。

よくよく考えてみるとあのヒロインはスパイダーマンのそれ並に優柔不断というかバカでムカつく。どっちにするのか分からないあの態度も、あのブスに振り回される男どもも。他にいくらでも女はいるじゃん。何でよりによってあの女?

ハービー・デントが「自分がバットマンだ」と捕まったときも、囮になってジョーカーをおびき出す作戦とは夢にも思わずに「なぜブルースは何も言わないの?卑怯だわ」とか言って別れの置手紙を残して出て行くブス。あんなの元々警察に話してなきゃああいう流れになる訳ないんだし(「僕がバットマンだ」って一言言うだけでいきなり逮捕されるか普通)、ちょっと考えればどういうことか分かりそうなものなのに、浅はか。一緒に検事やっていたとは思えない短絡さ。大体あそこで出て行かなきゃ話は違っていたんじゃないのか?

手紙の内容も結局いつから決めたんだよと思わずにはいられないバカさ加減。この期に及んで「もしあなたが~」とかいらないから。生き残ってどっちにも振られて欲しかったですが、死んだらしょうがない。やっぱり死んでしかるべきキャラクターか。観客がそこまで思うところまで読んで殺したんだとしたら、監督はすごい。

あの路線で次回にロビンやリドラーを出すのは難しいのではないかと思われる。キャットウーマンも。第一ジョニー・デップに出て欲しくない。ペンギンは分かる。ヒロインがいないし味方がいないから(そう考えるとリアルなロビンもアリと言えばアリか。だって味方少なすぎ)、やはりバットマン寄りのキャットウーマンか。でもあんまり美人でスタイルがいい人は出て欲しくない。普段の顔はパッとしなくて、悲惨な運命背負ってて、でも着替えるとスゴイ、みたいな。あの終わり方でモーガン・フリーマンは次も出てくるのだろうか。確実なのはブルースと執事だけか。しかしあの作りなら三年かかるのも分かる。三年でも結構な速さではないか。どう落とすのか気になりすぎる。DVDもすっ飛ばして、早く三年経て。

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