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スターウォーズ クローンウォーズ [映画]

始まって何分経っても慣れない不自然なCGの姿・形。ああいうのでは感情移入しにくいのではないか。「エクスマキナ」等を見ていると内容はさておき、CGアニメ技術はジャパンの方が進んでいるのではとさえ思わせる。なぜあのキャラクターデザインにしたのか疑問。

アナキンの声を当てているのは明らかにヘイデン・クリステンセンではないなというのは分かったが、プログラムを読んでオビワンがユアン・マクレガーではないことを知りびびった。あの声はどう考えても本人だと思っていたのですごいとしか言いようがない。発音まで同じように聞こえたが…。「七色の声を持つ声優」と書いてあったが、あそこまでいくと声優というかモノマネの方じゃないのか。クリカンみたいな。

実写で演じていた人がほとんど声を当てていたが(オビワン以外は大体予想があっていた)、主要キャラクター(有名でギャラが高そうな人)が外れているのが何か嫌だなあと思った。いかにもハリウッドという感じで。現実の部分を垣間見せて観る人の夢を奪わないで欲しい。一回ああいうのに出たら最後までやれよ(「踊る大捜査某」のような、特番や映画になるにつれて中途半端なクソ商業主義な内容になるものは別)。まあアナキンは最初から大人の言う事聞かなそうな顔してたからしょうがないのか。

ストーリー自体はビデオムービーとかでいい内容。映画でやる必要があるのかと思う。変な宇宙人パダワンが出てきてすんなりアナキンの弟子になるが、「シスの復讐」でアナキンが受けていた不遇とだいぶ違う印象を受ける。そんなこと話にも出てこないどころか露ほども匂わせていなかったじゃないか。どうでもいい、いかにも「これ複線でスピンオフみたいので先々やりますよ」みたいな台詞はチラホラ言わせるくせに。話は作ろうと思えばいくらでも作れるししょうがないのか。

唯一伏線っぽいなと思ったのは、時折クローン兵がアナキンやオビワンに対して見せる、ほんのわずかな不満というか、感情の機微みたいなの。例えば、アナキンが「あとで助けに行くからとりあえずここは踏ん張ってくれ」とか言って、そのあとお約束のように別の敵に襲われてやっぱり行けなくなり、無線でそれを伝えるシーン。「すまない、そこは何とか持ちこたえてくれ」と言われ、「分かりました」と答えながらも兵士が一瞬見せる、曇ったように見える表情。あれがオーダー66に繋がったのかと思えなくもない。ジェダイは強いし頼りになるけど、その下で犠牲になった兵士たちの心。死んでいく仲間を見ながら、やがて上の者に対して芽生える疑心。裏切り。戦争が終わり、「この国」で生き残った自分は幸せに暮らせるのか。

それにしてもストーリーはやっぱり陳腐。別にスターウォーズでなくてもいいじゃん。とりあえず往年のキャラを出せば喜ぶと思って。とか言いながら、見に行く僕のような人がいっぱいいるのがいけないんだ。でもそれが魅力か。ジョージ・ルーカスが死ぬまでにあと何作作るのだろう。実現するのか知らないけど、全6作を3Dで作り直すって、もうアニメはやめて欲しい。だってCGヨーダは全くかわいくなかった。

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